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    Do not Repost・東龍

    作った画像の雑多投げ場。他者の利用禁止。
    創作中心(R18含)&版権(健全)ぐっちゃぐちゃ。
    リアクション、気まぐれでON/OFF。

    ◆活動場や連絡先などまとめ
    https://potofu.me/t3nww7fk

    ◆完結→https://tapnovel.com/stories/24978
    ◆続編→https://tapnovel.com/stories/31859

    盗作者とその擁護者の無様な様子は、
    家族知人友人職場で見世物にして笑わせていただきました。
    商品化・自費出版等しているものを含む”私の作品”を
    交流(FA等)以外の目的で故意に、執拗に参考・模倣し、
    私の健全な創作活動を著しく妨害する方、及び
    その賛同者は偽計業務妨害として法的措置を検討。

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 2097

    Do not Repost・東龍

    MEMO『勇者にはほしい才能がある』ノベライズ版の、改行ナシ版。
    (改行なしの、特に読ませる気のないもの・保管として置いているだけのものです)

    改めての閲覧は、こちらなどの各SNS投稿場の方が良いかと思います
    →https://www.alphapolis.co.jp/novel/559384847/752916261
    ◆プロローグ
     あぁ。この”飛び散る飛沫”が、甘い紅茶ならいいのに。
     牧場での朝イチ採れたて脂肪分ぷりぷりミルクと、ジャリリと口内で感じるほどに溶け残った量の角砂糖たっぷりの。青年は、もうずいぶん長いこと目にしていない琥珀色の紅茶の芳香や味を思い出す。
     もしくは、水。“これ”がキレイな水ならいいのにな、と。そしたら、青年が今、行っている行為も『水遊び』のようで大層気持ちがいいだろうにと。

     が、現実はどうだろう。
     この身に浴びるは、赤黒い血飛沫。ヒトのそれより更に煮詰めて濃厚にしたような、サビ散らかした鉄の香り。それが鼻腔から青年を鈍重に、憂鬱にさせる。
     青年が醜悪な魔物を一刀両断する度に血飛沫は飛び散り、肌や服に赤く染みつく。いや、そもそも既にとっくの昔に染み付いていた。乾いた血液汚れの上に覆いかぶせるように、新しい鮮血を浴び続ける。
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    Do not Repost・東龍

    DONE※この連載作品の、32話以降のどこかの朝の話になります
    →https://tapnovel.com/stories/24978

    お題【お化け】で、こさえたオージュ先生宅についての小説。

    ※イラスト付き画像版:https://galleria.emotionflow.com/45784/709052.html
    『ホラー作家の自宅の真実』「そういえば、二人は幽霊を見たことないかい?」

     ホラー作家オージュ・ウォゲが、表面だけを焼いたほぼ生焼けの厚切りトーストに黒ごまペーストの甘いトッピングを塗りたくりながら、目の前の少年らに尋ねる。

    「妖怪・お化け……心霊現象・ソレ系の違和感体験などなど。あったら教えてよ」
    「……何でですか?」マモが不審げに答える。

     マモはどうにも、オージュ・ウォゲに不信感を抱いている。幼い頃から知っている有名なホラー小説家、読者として楽しませてくれた『尊敬すべき作家』だから、仕方なく一応相手をしているだけの付き合い方をしている。

    「え? 何かのネタになるかな、というだけの事だけど?」

     朝っぱらから「心霊話をしろ」と振ってくる異常性はさすがだな、とマモはオージュの淹れてくれたコーヒーをすする。味の奥でコーヒー以外の若干の謎の苦味を感じたが、先日のオージュいわく「マンドラゴラを煎じて混ぜ混んでるんだよ(笑)」だそうで。きっと今回も混入しているのだろう。
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    Do not Repost・東龍

    DONE通勤中にちまちま打ってたの、やっと出来たわよ。
    若っっ干のネタバレ注意?

    ※発端は番外の方
    →https://tapnovel.com/stories/24978

    ※画像版
    →https://galleria.emotionflow.com/45784/700193.html
    ギンが嘘ついたせいで部屋の隅の埃に話しかけ続ける哀れな妖精 ──まずい事になったかもしれない。

    ”少し動いただけでキシキシ鳴る安宿の安い椅子”が鳴かないように意識しつつ、そんな椅子に座りながらギンは部屋の隅の異常光景を見やる。

    「ふわふわくん! キミはなにをかんがえているんだい?!」

     肩に乗せられる小鳥くらいの大きさの妖精が、部屋の隅に座りこんで埃の塊に話しかけている。勿論、埃は何も反応しない。パッと見、気が狂った哀れな妖精にしか見えない。

     しかし、そんな哀れな様子を生み出したのは自分なので笑えない。最初はそんな様子を笑って眺めていたが、相手は謎理屈で村1つぶんの文房具を全て盗み出すようなバカだった。そんなバカを舐めていた。もう、笑えない。

     数日前、妖精・ヴァガに「へやの すみの ”ふわふわ”は何?!」と訊かれ「エサあげてみろよ! なつくかもしれないぜ?!」と無責任に言ったが最後、純真無垢なバカは部屋の隅の埃にクッキーの欠片をあげたり、話しかけたりしている。
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